日中戦争が起こる可能性は高い

ロシアのウクライナ戦争によって俄かに日本も「憲法改正」も伴ってGDPの2%まで軍備増強の話が高まってきました。
しかしながら、その中身が「昔ながらの戦争論」とか、「再軍備論」が前提になってはいないかと言う懸念をしています。
そもそもロシアのウクライナ戦争だって「初めの3日で片づける」と言うにはあまりに「第二次世界大戦の戦術」ではないかと言うレベルであり、初めから「勝つ気はあるのか?」と思わせるレベルで、多くの兵と軍装を失う大失態を演じてしまいました。
第二次世界大戦から77年何も進化していなかったんです。
 ロシアの例で言えば、お互いに言葉も通じ、普段から多くの人々が行き来して暮らしていたのですから、敵地キーウの周りに多くの兵を潜伏させておき、開戦と同時に一斉に蜂起して大統領官邸に攻め込みゼレンスキー大統領を逮捕して、勝利宣言を全国に放送して、その後四方から軍隊が要所に進駐して占領し、かねて決めていた手順で「戦後処理に当たるべきであったと思います。
因みに81年前の大東亜戦争は日本に勝つ気がなかったのかもしれないと思います。
勝つ気があれば「二の矢」「三の矢」が当然あったはずで、「ハワイの全島占領」⇒「サンディゴ基地の侵攻」⇒「フィリピン占領」と言うように重点的に「アメリカの戦力にダメージを与えつつ、アメリカ本土を攻略していったと思われます。
先の大戦は初めの一年ぐらいで白旗を上げて終わる予定が長引いて、引っ込みが付かなかったと言うのが本音かなと思います。
 ところで今度の「軍備拡張」は何の目的で行われるのでしょうか?もし相手が中国であればそのように整備しなければなりませんし、ロシアであればそこも重点的に考えなければなりません。
とりわけ「QUAD」とか「アジア版NATO」などとなれば、全く違った組み立てをしなければなりません。まして今や「サイバー戦」「宇宙戦」の時代も始まっています。
通常兵力の拡充も重要でしょうが、改めて77年間の技術の進歩の上で新しい戦争を描いた上で、「拡充内容」を詮議して行くべきではないかと思います。特に意識したいところは「QUAD」の象徴される「N:1 」の戦いは当然対応されていなければなりません。
①全体像
 初めの図は中国が考えている国境拡大計画です。ご覧のように周囲すべての国に攻め込んで拡大するつもりです。次の図は中国のミサイルはどこから来るのかと言う国防用の図です。こうした攻めと守りの観点から敵を見ておく必要があります。
②中国を意識したときの戦略
 東側からは日本と対峙すると同時に、欧州軍からの来援体制(インドやASEANでの基地の確保)が求められます。もちろん「インド軍」の参戦は期待したいですが、それ以外に欧州からの参戦を前提として、インドや東南アジアにおいて軍事基地の提供、食糧や軍装備のメンテナンスなどを依頼できる基地を置くか、それに代わる「空母」及び「大型の燃料補給船」を準備して、素早くドイツ軍やイギリス軍が参戦できる体制を準備できるようにすることで、中国を2面作戦に引きずり込む準備が必要です。
 
 地図をご覧いただいてお気づきになられたと思いますが、アジア極東からの距離ではアメリカよりもヨーロッパの方が近い関係もあり、援軍を移動させるにはアメリカ以外にヨーロッパ軍の支援も視野に入れておきたいと思います。
③「台湾有事は日本の有事」=日中戦争
 困ったことは日本人の中に「台湾有事は日本にとって尖閣有事」的な受け止めが多いですが、中国側にとっては「即、沖縄有事」であり、「日本有事」なのです。
したがって、殆ど「過去に日本が経験したことのない戦争=本土決戦に近い形で行われる」可能性があり、そこは沖縄とは限らず、先の例で「攻め込むときには欧州軍が西から攻め込む」と書いたように「中国が北海道から攻め込む」ことだってあるわけで、一番の問題は一般市民がパニックになったり、自衛隊に逃げ込んだり、避難指示を聞かなかったりして邪魔になると言うことです。
「戦時には一時的に市民の権利を制限したり剥奪する法律」が絶対に必要です。
一人の造反で多くの市民を危険に陥れます。それと、捕虜になった時に拷問にすぐに寝返って白状して敵に協力をする市民が出て来ます。裏切る市民は敵も信用しないことをよく教育していかなければなりません。